平成最後の日~!

平成最後の日は、近所の自然公園で散歩をしながら動画を撮るというおかしなことをやっちょりました、キノです。お久しぶりです。

私にとっての平成はまさに波乱万丈でありました。
本当にいろんなことがありましたが、その都度たくさんの方々に助けていただきました。
皆様にお会いできたことを心より感謝いたします。

みなさま、本当にありがとうございました。

令和になっても、変わらずお付き合いいただけるととても嬉しいです。
おいらも、仕事の合間に皆様を癒やし隊するっすよ~!!

これからもどうぞよろしくおねがいしまっす!

著作権のコトについて(3)

漸く弁護士のセンセに相談できたので結論をば。

第一公表年月日掲載証明書」はあくまでも「見ました」の意味合いのみなので、万が一のことがあった場合でも証明書に押印された方への影響は全くない、とのことでした。

ただ、文化庁への著作権登録は客観的な証明であって、きっちりと著作物を保護するには商標登録が一番適切だろうということでした。

(あ、うん、それはもう既に解ってるんですにょ。)

「あと、もうひとつね」
「?」
「このキャラクター、類似品とかないですか?」
「いや、もう丸くて白くてちっこいのだったらいくらでもあると思います」
それだと、多分商標登録は取得できない可能性が高いです(断言)

ということでした。
こういう確認も取れたので、私的には大収穫でした。

んで、一つ思いついたんですが、もし、目出度くそういうことになった場合は、「てこちゃん」単体でなく、いろんなキャラクター合わせた「てこちゃんず」で登録するのがよいのではないか、と。

大変ためになるカウンセリングでした。ありがたうございます。

著作権のコトについて(2)

掲載証明書」について。

 文化庁に著作権登録する際に必須となる「第一公表年月日掲載証明書」。
 今回てこちゃんのケースでいうと、ウェブ上にあがったことを証明するもので、これは第三者に証明してもらう必要のある、大切な書類です。

 しかし、ここでふと思うわけです。

文化庁としては単に著作物発生の事実証明としての位置づけであろうと思われるが、安易にその認識で証明を依頼することにより、こちらの知識不足、認識不足によって引き起こされた事項(著作権侵害による訴訟等)に対して、相手の方に大きく負担をかけてしまうのではないか。

 著作権の第一発行日登録程度ではこのような訴えは来ないのかなと思いつつも、(てこちゃんが日本中で有名になるレベルでなければ可能性は極めて低いと思うのだけど…)万が一のこともありうるし、依頼するにしても、その部分をきちんと説明し、相手の方にご理解・ご納得いただいてから「うける」「うけない」を判断してもらうのが適切ではないか、と思って、思い切って専門家に相談することにしました。

文化庁か?弁護士か?

 この場合、文化庁と弁護士どちらに相談すればよいのか。

 基本的に文化庁は書類の扱いについてのみ回答はくるけれど、訴訟の類であれば当然弁護士だろうと判断して、思い切って「知的財産に詳しい弁護士さん」に問い合わせてみることにしました。

法テラス法律相談?

 弁護士のポータル「法テラス法律相談」というところがあります。ここは受付の方が色々とこちらが持参した資料を見ながら事務所に居る弁護士さんに話を通して、3回までは相談無料…みたいな感じなのですが…

 どうもピンとこない。

 3回分フルにのらりくらりとかわされて有料サービスに誘導していくのではないか…などと猜疑心の強い私は思ってしまうわけです。

 それに何となくピンとこない。

 それならもういっそのこと、弁護士さんの事務所にお邪魔してお聞きしたほうがいいのではないかと思い、質問内容を纏めて事務所へアポをとり、直接行くことにしました。

著作権のコトについて

 今現在、オリジナルキャラクター「てこちゃん」で色々とグッズ展開を考えているのだけど、その中で非常にきになっているのが「著作権」のことです。

 因みに、著作権というのはざっくりばっさり言ってしまうと、

 本物であろうが類似品であろうが著作物が発生した時点で著作権が発生し、通常は発生日から50年間、実名で著作権登録をしたものは著作者の死後50年間までその権利を認められる。

 ってことなので、万が一にもありえないと思うけど、仮に「パクリがご本家になってしまう」という事態にどう対処していくのかというのを、私なりに勉強したことをメモしておきます。

著作物を保護するには、この3段階

1.確定日付(公証役場)

これ自体には著作物がその人の物であるという証明をしたり、著作物が法律的にセーフだという証明をしたり、著作物の権利を絶対的に守ったりする効力はありません。
 では、何の役に立つのか?というと…

 『パクりはオリジナルよりも後に出てくる』

 この原理を最大限活用して著作物の発生日を証明してもらいます。
 これはパクリ対策だけでなく、たとえばオリジナルキャラクターを企業等に売り込みに行く場合に、著作者にとって大きく不利な契約を結ばされるのを未然に防ぐのに役に立ちます。

必要なもの

・原案を描いた紙(日付があるとなおよい)
・原案を描いたお絵かきデータ(発生日時が分かるもの)→メモリカードやDVD-ROM等に保存
・キャラが確定するまでの経過の絵
・これらをまとめた発案書
・これらのキャラクターを使って何をするのか、という簡単な企画書

手順

①お絵かきデータはメモリーカードなどに入れる。
②紙面を纏めたものをひとまとめにして①、②と一緒の封筒に入れる。
③これらの案件名、キャラ案を確定させた日付、発案者を封筒の表面に表記して封印。封筒の継ぎ目に印鑑をペタペタしておく。
④この封筒を公証役場へ持っていき、公証人に確定日付の印を押してもらいます。

因みに本人でなくとも、代理人がこれを行うこともでき、印鑑や証明書なども必要ありません。手数料は700円、即時で押してくれます。

2.著作権登録(文化庁)

 次に、著作物は著作者が作成したという証明の段階に進みます。確定日付とセットにすることで効力が増します。

 ここでも注意していただきたいのが、仮に著作権登録をしたからといって、必ずしも完全に著作物が守られるわけではないということです。
 先にも書きましたが、本物であろうが類似品であろうが著作物が発生した時点で著作権が発生し、通常は発生日から50年間、実名で著作権登録をしたものは著作者の死後50年間までその権利を認められるわけですから、単に実名で著作権登録をしたとしても、相手が類似品で先に商標登録をしてしまえばそちらが本家、ということにはなってしまいます。

 と、するとこれはどういうためのものか。
 「第一発行年月日」を登録することで以下の効力を発揮します。

第一発行(公表)年月日の登録は,例えば,発行日について争いがある場合に,登録を受けていれば,それを事実でない(その日に最初に発行(公表)されたのではない)と主張する者が証拠を示さなければならない(挙証責任を相手に転換する)効果があります。しかし,登録がなくても発行(公表)された事実を証明する資料(コピーを受領したり,発表されたものを観覧したりしたことを証言してくれる人がいることなどを含む。)があれば,相手方に反論することはできると考えられます(登録があれば裁判に勝てるというものではなく,登録により挙証責任を転換し,著作者自身の立証負担を軽減することを目的としています。)。
(文化庁著作権登録手順書より抜粋)
 

 パクった側が本家側をパクリだと訴えた時に、著作権登録の実名登録と第一発行年月日の証明を「証拠書類」として提出することができ、その訴訟の責任を転換することができます。必ずしも裁判に勝てるというわけではありませんが、ないよりはマシといったところでしょうか。


 ※立証負担…何らかのケースで訴えられた場合、被害者側が被害を受けたという立証を行う責任…「損害発生を示す証拠」を出す責任があります。これらに掛かった時間や労力等は損害賠償として加害者へ請求することはできません。(弁護士との相談により賠償できることもある)
事故で例えるなら、けがで通院したという診断書診療報酬明細書(領収書でもよい)、通院にかかる交通費の領収書、会社を休んだのであれば休業損害証明書、後遺症が出た場合は後遺障害診断書…これらがその「証拠」にあたり、これらの発行に掛かる時間や労力等と、これら証拠の提出を正しく行う責任が「立証負担」となります。)


 もう一つは、まさに相手が類似品で先に商標登録をしようとしている時に異議申立をするときに効力を発揮します。

 商標登録は審査から登録まで最短でも1年6か月と実に長い期間を要します。この審査の間、特許広報というものが公開されており、もし自分の著作物と極めて似たもの…パクリで商標登録しようとしているのを見つけた時に異議申し立てを行い、これを取り下げることができます。その時に提出する証拠書類が上記「確定日付」と「著作権登録」になります。

 では話を元に戻して…著作権登録で必要になるものは以下のとおりです。

条件

著作物が紙面・ウェブ上で公開されている
(第一出版・公表が証明できる)

必要なもの

・申請書…文化庁HPからWordファイルをダウンロード。
・著作物の明細書
 ①著作物の題号
 ②著作者の指名
 ③国籍
 ④最初の公表に表示された著作者名
 ⑤最初の公表年月日・最初に発行された国の国名
 ⑥著作物の種類
 ⑦著作物の内容又は体様を表記された文書を作成して印刷する。
・第一発行の場合…受領書・頒布証明50通(冊子で発行した場合)
・第一公表の場合…該当する証明1通~ ←今回はこちらの証明

・その他書類…必要に応じて準備する。

手順

文化庁に事前相談をする。(申請書や明細書の内容はこれでいいかの問い合わせ)
②OKが出たら、印紙を貼って文化庁へ郵送する。
▼宛先
文化庁長官官房著作権課
〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
 著作権に関する登録は、いわゆる形式審査により行われ、法令の規定に従った方式により申請されているかなど却下事由に該当しないかどうかをチェックします。(文化庁より転載)
③審査が通ったら、登録済通知書が送付される。

因みに、手数料は3,000円、最短1か月で登録完了となります。

3.商標登録(特許庁)

 これらの著作権を完全ガードするのが商標登録…と思われがちですが、正しくは「登録された部門において著作権を保護し、サービスを行うことのできる権利」と考えた方がよいでしょう。
 つまり、著作権登録すれば、どんなものでも保護されるわけでなく、たとえば、今回のケースでいえばキーホルダーとマスキングテープは部門がそれぞれ分かれるので、2項目の部門で登録して初めて両方の著作権が保護される、というものです。
 しかし、端的にいえば、部門さえ違えば類似キャラでも商標を取る事が出来、サービスを提供できるということにもなります。(実際はそうならないようには調査されてはいるようです…)
 しかも、これらの登録は、申請時と登録時に別で手数料がかかり、自力で登録を行うとなるとかなりの労力を要することになりますので、実際はオリジナルキャラクターの商標登録を個人で行うには現実的でないと考えています。

 まず、なんといっても申請時と登録時(5年ないし10年分)に掛かる費用が高いことにあります。調べている時は、眼鏡ふきと合わせて3項目を予定していたのですが、実に10万を軽くこえる額です。
 更に、これらの申請が一発で通過したとしても、登録までに1年半は確実にかかるわけです。

 まあ、日数はよいとしても、たとえばこれを本格的に事業として乗り出す場合、単価数百円レベルの物で利益を出し、かつ10年の間に10万円以上の利益を出して初めて損失が無くなるわけです。そこから更に利益を出していくとなると、モノによっては数千個以上の在庫を抱えていかなくてはなりません。しかも、てこちゃんが10年以上一定以上の人気を誇るというのもあまり考えにくいことです。更に、10年に1度、部門数分の登録更新料が掛かってくるわけですから、正直、個人の手には到底負えません。

 最初は自分で商標を取ってやっていくことを考えていましたが、既に実績があるものならまだしも、実績が出るか出ないか解らないもの(現時点では実績が出ない確率の方が高い)に対して先行投資するというのはあまり現実的とはいえません。特に私の場合、あまり身体が丈夫でないので「イベント等、外に出てアピールする」という事が殆ど見込めません。

 そういう意味でも、商標登録は企業にやってもらうのが一番かなと思っています。

 商標登録にもデザイナーの項があり、そこに自分の名前が入りますので間接的には著作権が強固にガードされます。ただ、自分でうちの子をおすそ分けできなくなるのが若干さみしい気もしますが…。

まとめ

 上記から考えて「確定日付」と「著作権登録」までを行い、活動開始するのが現実的かなと思いました。

 てこちゃんをきっかけに法律の部分に触れましたが、日本の著作権法はかなり脆弱です。恐らくは被害者側のほうが弱くなる可能性が高いので、「オリジナル」を出す人は少なくともこの2点だけは抑えておいた方がいいのかな、と。

 以上、めもめもでした(∩´﹏`∩)